305 Royal Court SAGA “UNJAPANESE”
305 Royal Court SAGA "UNJAPANESE"
M.A.E森田雄一朗さんは、いつも一緒にお仕事させていただいており、付き合いもかれこれ6年以上になります。私が京都に来てから8年なので、結構長いですね。
私の好きなヒップホップの師匠でもありますが、それ以上に建築が大好きな建築オタクで、私が旅行に行く時などは、旅行先で見ておくべきお店や建築物なども森田さんに聞いて、周ったりもしています。今見ておきたいなあというテイストやジャンルにも細かく対応して教えてくださいます。笑
森田さんは、独立されている設計士さんの中でも若く、異質なセンスの持ち主であると思っていて、「毎回コレはどう作ろうか?」と頭を悩ませることも多いですが、その時間が楽しくて、これからも一緒に頑張っていきたい、大好きな仲間です。
ロイヤルコート嵯峨プロジェクトにおいて、私がクリエイターの皆さんと打合せを重ねても、図面作成まで時間が作れない中、図面引きだけのような作業でも、何も言わず、ご多忙の中でお力をお貸しいただきました。本当にありがとうございます。この場を借りて改めてお礼をお伝えいたします。
さて、そんな森田さんですが、実はいつもご一緒しているのはクライアントワークになりますので、森田さん自身が実現したい部屋というものがどんな姿かたちになるのか?というと想像がつきません。
どんなデザインされるのかなぁ?と楽しみにしている中で生まれたコンセプトが「もうひとつの存在したかもしれない日本建築の姿」でした。
私が思う森田さんの特徴の一つは、とにかくインプットしたものの引用や転用が上手い。
実は、ヒップホップのサンプリング文化からの影響もあるのかな?と私は思っていたりもするのですが、説得力がすごい。
具体的にこの部屋には下記のように反映されています。
・半分古材/半分製材された古材面の壁→大徳寺で見た生垣の参照
・床のタイル→光をうけて表情が変わる畳をモチーフにしている。
・天井にて左右移動できる可動式の照明→伝統的な「蝋燭台」を持ち歩くように、必要な場所に灯りを移動させるという発想
・窓側のスチールカウンター→外と向き合いながら、外と内を繋ぐ「縁側」のような場所。細かく作られた抽斗は日本人の「箪笥」に見る几帳面さを表現している。
といったことです。
素材も形も違っているのに、その意図や背景を聞くと納得してしまう、納得させられる素晴らしいものです。
異なる文化や歴史的な要素を、現代の機能的な空間へと違和感なく落とし込む手腕には、毎回驚かされます。
しっかりと機能するような形に落とし込みながらの工事は緊張感があるものですが、それが心地良い。
森田さんの新たなB面が見れるような室内はとても素敵な空間です。
もしそれがA面でしたらごめんなさい!
この度は貴重な機会をいただき、素敵な空間を作り上げていただき本当にありがとうございました。
https://www.ccr702.com/royal-court-saga
Design:M.A.E 森田雄一郎
企画:株式会社CONTEMPORARY COCOON ROOM702
施工:株式会社Puddle&Flag
大工:犬塚建工/犬塚侑太郎
家具:STUDIO-A
撮影:倉本あかり
| 物件名 | 305 Royal Court SAGA "UNJAPANESE" |
|---|---|
| 工事現場 | 京都市右京区 |
| 内容 | RC造マンションの室内リノベーション工事 |
| 竣工時期 | 2024年12月〜2025年9月 |













