Muramatsu terrace
Muramatsu terrace
RC造のテラスハウス。
9台程度停められるガレージスペースとコンクリートガレージボックスが建物に隣接している特殊な凄いポテンシャルの物件の工事を担当させていただきました。
地上2階建の建物であるにも関わらず、木造ではなくRC造。RCの構造壁で壁が解体できずに間取りはほとんで変えることができなかったり、まるでRCマンションのような制約がありました。
このことを逆手に取り、木造イメージを連想してしまう地上2階建物をRC建物でしか出せない見せ方で作り上げていくことを目指して工事を行いました。
RC造部分は、構造壁でほとんど解体して広げることができない為、洗面・お風呂をはじめキッチンはシンプルにまとめながら、RC母屋に付属している木造部分を大きなリビングとして採用しました。天窓を新しく設け、耐力壁の部分を除いて全てガラスサッシで外に広げることで光を取り込み、長さ4mと2mのソファを家具製作しました。
この場所に自然と足を運んで、ゆったりと本を読んだり、ワインやお酒を嗜んだり、会話が広がるような空間としてお使いいただけるような家具となることをデザインに盛り込み製作しています。
外に面している室内外周面は、断熱材を新しく入れるために壁を起こしていますが、
それ以外の壁・天井面は元々コンクリートに直接貼られていた壁紙を1週間以上かけて下紙まで剥がして、その上から塗装することでコンクリートの質感が出て、この部分の「重たさ」が空間をとても引き締めていると思います。
床材には、幅60mm、長さ1,820mm定尺の無垢オーク材を使用しました。床材の貼り方を検討するために玄関から奥庭まで何度も墨出しをして検討しながら貼り方向、位置、継ぎ目を調整して貼っていますが、これがおそらく無意識に視覚的に認識していて、すごく気持ち良い。
最後に外部のお話を。
建物外周を囲っているアルミフェンス、この意匠をどのように変えるかに頭を悩ませました。
アルミフェンスは、アルミ自体が軽いこともあり、フェンス自体の強度も悪くない。けれどもアルミを見せたくない。アルミの内外に何か貼るにしても重たくなったり、風を通さずに倒れてしまうリスクがあったり、やっぱりアルミが見えてしまったり、、。
そこで試みてみたものがアルミフェンス自体は残しながら、フェンスに藁を巻きつけ、見える部分には麻紐を巻きつけることでした。硬さや冷たさを見た目から連想するコンクリートに対しての藁/麻といった自然素材は、柔らかさ、軽やかさ、和を感じさせるとても気持ち良い組み合わせです。
企画:株式会社CONTEMPORARY COCOON ROOM702
設計/デザイン:M.A.E 森田雄一朗
施工:株式会社Puddle&Flag
撮影:倉本あかり
| 物件名 | Muramatsu terrace |
|---|---|
| 工事現場 | 京都市左京区 |
| 内容 | RC造テラスハウスのリノベーション |
| 竣工時期 | 2024年8月〜12月 |















