401-A Royal Court SAGA “CURVE”
401-A Royal Court SAGA "CURVE"
yasuhirosawa design office.の澤さんは、公私ともにお世話になっている大切な仲間です。クライアントワークはもちろん、私の自宅や自社倉庫の設計をお願いしたり、一緒にお酒を酌み交わしたり、時には東京まで遠征し、みたらし団子を片手に建築巡りをしていたりします。年齢はひと回りほど離れていますが、友人のようでもあり、私にとって尊敬して大好きなクリエイターの一人です。
今回のロイヤルコート嵯峨プロジェクトでは、全13部屋の担当を決める際に、澤さんにはあえて「一番難しい部屋」をお願いしました。「澤さんなら、きっと最高にカッコ良く仕上げてくれるはず」という、全幅の信頼を込めた”お願い”です(笑)
案の定といいますか、プランニングには相当苦戦されていて、別の打ち合わせでお会いする際にもその苦悩がひしひしと伝わってくるほどでした。そうして悩み抜かれた末に完成した部屋には、澤さんのこだわりが余すところなく凝縮されています。
「澤さんらしさ」と言うと本人は嫌がるかもしれませんが、この部屋には澤さんぽさで溢れていて、素敵な空間だと思います。
この部屋は隣室との間仕切り壁がR形状(曲線)になっていたり、階段があったりと、一見すると混沌とした様相でした。この混沌さが澤さんの苦悩に拍車をかけていたと思います。しかし、そこは流石の澤さんのデザインバランス。何とも鮮やかでした。
RC造のマンションの既存の柱型に合わせて製作したキッチンは、柔らかな丸型。
製作を担当したのは、STUDIO-Aの池上さんです。採寸から型作り、搬入、取り付けまで、どの工程も一筋縄ではいかない大変な作業でしたが、それだけに無事に設置できた時の喜びはひとしおでした。
階段の一番下段は、左官の研ぎ出し。
ベンチとしても活用できるこの場所の表情は、御園左官店の御園さんが何度もサンプルを作り、着色調整を重ねて仕上げたものです。
そして室内全体のRC躯体や色味、左官の素材感によって硬質になった空間に柔らかさを添えているのが、jyu+さんのカーテン。まさに「オールスター集結」といった趣です(笑)
一つ一つの構成要素に強い個性がありながら、それらを微調整して絶妙なバランスに整える澤さんの感覚には、改めて心から敬意を表します。その手腕が存分に発揮されているこの部屋は、本当に素晴らしい空間です。
この度は、貴重な機会をいただき素敵な空間を作り上げていただき本当にありがとうございました。
https://www.ccr702.com/royal-court-saga
Design:yasuhirosawa design office. 澤康博 建築士
企画:株式会社CONTEMPORARY COCOON ROOM702
施工:株式会社Puddle&Flag
大工:有限会社レビック
左官:御園左官店
家具:STUDIO-A
ファブリック:jyu+
撮影:倉本あかり
| 物件名 | 401-A Royal Court SAGA "CURVE" |
|---|---|
| 工事現場 | 京都市右京区 |
| 内容 | RC造マンションの室内リノベーション工事 |
| 竣工時期 | 2024年12月〜2025年9月 |












