F renovation
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京都市左京区のヴィンテージマンションの一室、約100㎡の室内の改修工事を担当させて頂きました。
築50年程の本建物は、躯体梁が床スラブからでも2,000mm程度しか高さがない程に大きく、また換気用のスリーブがないことからも換気経路の確保が難しいことが課題でした。換気用ダクトを梁の下で取ってしまうと頭を下げて通らなければいけない程に低くなってしまうからです。さらにL-45の遮音等級を取るための二重床によって床高が上がってしまうことも悩ましいポイントでした。
そこで、室内の床の高さはバリアフリーとするために排水管ギリギリまで床高を下げることで梁までの高さを最大限取りつつ、換気ダクトの問題は、「ダクトレスレンジフード」換気ダクト不要のレンジフードを使用することでバリアフリーと梁高の確保を両立させました。
また、外周壁面には断熱材を可能な限り敷き込み、断熱と遮音効果を持たせて尚、インプラス/内窓を設置することで空調効果を高めながら、面している大通りの交通の音を防ぐことも併せて行いました。
築年数のあるマンションでは、給気口が少ないこともあるので、気密度の高め方もバランスを見ながら行う必要がありますが、スケルトンからの改修工事の際に外周壁面に断熱材を敷き込むだけでも断熱と遮音効果は上がると思っています。インプラス/内窓が機能的には良いですが、デザイン的に合わない場合などには、木製造作した建具や障子を取り付けることでも尚効果があると思います。
玄関扉を開けてから約5m続き、600mm角の大判タイルが貼られている玄関ホールは、広さのある室内であるからこそ可能な全体の広さをさらに際立たせながら、タイルの仕上げが空間をシャープにまとめているとても素敵な空間です。
この度は、大切なご自宅の改修工事を担当させていただきまして本当にありがとうございました。
設計/デザイン:株式会社CONTEMPORARY COCOON ROOM702
施工:株式会社Puddle&Flag
撮影:倉本あかり
| 物件名 | F renovation |
|---|---|
| 工事現場 | 京都市左京区 |
| 内容 | RC造マンションの室内改修工事 |
| 竣工時期 | 2024年11月〜2025年4月 |

















